子供の虫歯予防

母親の栄養管理

赤ちゃんの乳歯は母親が妊娠したことにまだ気付いていないかもしれない時期、妊娠して7~8週目には母親の体内で製造開始されているのですが、 妊娠に気付いていなければ当然そのことも知らないままでしょう。 お腹の中では赤ちゃんの歯を作るべくせっせと頑張っているのですが、周囲の人はもちろん本人も知らないうちに乳歯の元が作られているのです。 そして安定期に入る妊娠16~24週頃には待望の石灰化が始まり、本物の歯のように白く硬く成長していきます。 この歯の成長のために母親から栄養をもらうのは理解できるでしょう。 つまり丈夫な歯になって欲しいのなら、赤ちゃんの乳歯の発育に必要な栄養を母親が十分に摂取していることが望ましいのです。 生まれてから健康な身体になるためには生まれる前から母親の身体を通して良質な栄養を与えることが必要不可欠なのです。

歯は失ったら戻らない

髪の毛や爪、眉毛や骨、すね毛など他の身体も部分と比べても、特に歯は大切な人体の重要でかけがえのない唯一のパーツになります。 すね毛は剃っても剃ってもまた生えてきますし、髪の毛も若いうちならどんどん伸びてくるので切っても剃っても時間が経てば復活します。 骨ですら骨折したりと損傷してもきちんと治療をすればくっついて元通りの生活をすることが出来るようになります。 よっぽど大怪我さえしなければ自分の身体の持つ治癒力・再生力だけで以前の状態まで元通りに完治させることができるでしょう。 しかし歯はそこまで便利に出来てはいません。乳歯から大人の歯に生え変わったらそこからはもう成長することも再生することもなく、 もしも歯が抜けたとしてもそこには2度と生えてきません。一度失った自分の歯は生涯戻ってこないので、大事に扱わなければならないのです。

再生は不可能

一度マックス状態になった大人の歯、成人の歯はそこから何年経とうが増えることはありませんし、新たに生え変わることもありません。 虫歯になって抜け落ちたとしたら入れ歯や差し歯、インプラントなど人工の歯で代用しない限りはポッカリと穴があいたままになります。 筋肉のように鍛えることも出来ず再生することもないので、虫歯になれば口の中の歯の本数は減ってしまう一方です(口の外の歯も増えませんが)。 生まれつき身体の弱い子供がその後トレーニングをして丈夫な身体と見事な筋肉(マッスル)を手に入れる、なんて美談はよくありますが、 トレーニングでなんとかしようとしても歯だけは無理なのです。 どんなサプリメントを使っても、どんなマシーンを使っても、どんなリハビリをしても歯を鍛えたり再生することは今の医学では不可能なのです。

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