虫歯になりやすい歯

赤子の虫歯

では年齢別で虫歯になりやすい歯はどの部位になるのでしょうか。1歳~2歳の赤子が一番虫歯になりやすいのは上の前歯付近になります。 この歯の間と歯の付け根部分は歯磨き中に歯ブラシが歯茎にあたりやすいこともあり、うまく磨くことが難しいので磨き残しの見落としもあるようです。 母親は歯磨きをしているつもりでも実際には歯茎をゴシゴシ擦っている場合もあり、赤子は痛いのでそこから逃れようともがきます。 そうなると無理して磨き続けることも困難でそこの部分の歯磨きもおろそかになり、やがて虫歯へとなってしまうのです。 ですがこんな小さな頃から歯医者さんへ連れて行くのは可愛そうですし、前歯を磨く時は赤子の反応を見ながら痛くないように、 ブラシが歯茎に当たらないように歯だけを磨けるよう、母親も上手な磨き方を覚えて赤子が虫歯にならないようにしっかり優しく磨いてあげましょう。

幼児の虫歯

統計では2歳~4歳の幼児は奥歯が虫歯になりやすいとなっています。奥歯の咬み合わせの溝が深いためにブラシの動かし方が大雑把で大きすぎると、 溝の奥を磨き残す原因になります。溝の最深部まで綺麗に磨けるよう、ブラシを細かく動かして中の汚れを1つ残らず吐き出させるつもりで 根気よく何度も何度も小刻みに磨き上げましょう。また奥歯とその隣の歯の隙間も虫歯になりやすい部位(弱点)ですので、ここも重点的にゴシゴシ磨いてあげましょう。 歯ブラシだけでは綺麗に仕上げるのが難しいのなら、フロスを使ってもオッケーです。虫歯といえば奥歯、これはもう決まり事のようなものです。 ちょっと油断してるとまっさきに虫歯の餌食になる奥歯は、他の歯よりも注意深く観察して健康に育てていかなければなりません。

6歳頃

6歳位に子供が育ってくると乳歯の奥から6歳臼歯と呼ばれる大人の歯がニョッキリ生えてきますが、この歯はとっても虫歯になりやすいので気をつけましょう。 完全に生えきるよりも前に虫歯になる子供も毎年のようにいますので、少しでもこの歯が頭を覗かせたら歯磨きの際には一番最初にブラッシングするようにしましょう。 奥歯だけあって口の中奥深くに生えているので、目で見て確認しながら歯ブラシで磨くのは構造的に厳しい作業になるでしょう。 この辺りに生えている、と目星をつけて闇の中で歯磨きをすることになりますが、その目星がはずれて見当違いの歯をピカピカにする失敗をしないよう、 正確に奥歯を磨くようにしなければなりません。 ふたつの目で見えなくとも心の目(心眼)で歯の位置を感じ取り、いくつになっても健康な奥歯のままでいられるよう磨き上げることも、母親ならできて当然でしょう。

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